私が実施している毎朝のルーティーンの一つに「舌みがき」があります。
アーユルヴェーダでは、睡眠中に体内の老廃物やアーマ(毒となるもの)が皮膚や口の中に出ると言われていて、それを知ってからというもの、起床時に必ず舌そうじをするようにしています。
舌みがきと聞いて「オエっ」とした経験がある方もコツさえ掴んでしまえば歯磨き感覚で気軽にできちゃいます。飽き性の私でも続けられているので大丈夫、まだやったことがない方はぜひトライしてみてください。
アーユルヴェーダでは、本来の寿命を幸福に全うするための生活法のひとつとして「ディナチャルヤ」という1日の理想的な過ごし方というものがあり、以下10項目の代表的な朝のルーティーンがあります。
- 早起き
- 目覚めのヨガ
- 舌そうじ(舌苔をとる)
- 白湯を飲む
- 運動
- セルフマッサージ
- 入浴
- 部屋の換気
- 吉相物を眺める
- 呼吸法
以前は私も10項目とも実施していて、その期間は体調も気分もすこぶるよいということを経験済みですが、一度サボり始めると、一つ、二つと次々にやらないことが増えて・・・そうすると、なんとなく不調を感じることが増えていき、またディナチャルヤを再開するというサイクルを回しています。ほんと、ちゃんと定着させたい!笑
と、そんなサボりな私でも長年継続的にやっているのが舌みがきです。これはやり始めてしまうとやめられない、毎日/食後に歯磨きしないと気持ちが悪いように、舌みがきも必須なものとなっています。
使用するもの
- タンクスレーパー
または - スプーン
タンクスレーパーの素材は金・銀・銅製が推奨されていますが、竹製のものなどもあるようです。
私は銅製のタンクスレーバーを錆びさせてしまって以来、ステンレスのスプーンを使用していますが、中でも韓国料理で出てくる「スッカラ」という20cmほどの細長い柄のスプーンがお気に入りで、先の丸さといい、細長い柄と軽さが個人的にパーフェクトです。
その他、先が丸いスプーンならどんなものでも大丈夫。ご家庭にあるものの中から、自分好みのもの、しっくりするものを探すのもちょっとした楽しみですね。
スッカラってジャムの底の方をすくったり、土鍋のおこげ部分をこそいだりと、とっても万能なんですよ。
(もちろん、スプーンは食事用と舌みがき用とは分けてますので安心してください。笑)
舌みがきのやり方
- 細長い柄の下の方を手で軽く握り
- 鏡を見ながらあっかんべーをする
- 舌の表面についている舌苔を、喉側から手前に軽く掻き出す
- これを数回繰り返す
ポイントは、必ず鏡を見ながらやること、舌に傷がつかないように力を入れないことです。鏡を見ないでやると「オエっ」としますので要注意です。
数日続ければやみつきになること間違いなし。毎朝の「あっかんべータイム」をどうぞお楽しみください。
MIho Abe
黄昏期真っ只中。長年の会社員生活において体調を崩したことをきっかけにアロマやハーブ・アーユルヴェーダ・レイキなど自然療法に興味を持ち学びを続けている。アーユルヴェーダ∞ライフコーチ。趣味は終活。