桜餅

暖冬と言われていたけれど、大寒のあたりから季節が追いついてしっかり冷え込むようになりました。
雪が降る日もちらほら。本格的な春の到来が待ち遠しく感じることも。
そんな3月の初めに念願の和菓子作り教室に参加してきました。

2種の桜餅

中部圏出身の私にとって桜餅とは道明寺のこと。
道明寺=桜餅と思っていた私は、関東で見かけることの多い長命寺のことを桜餅と呼ぶをことを知ったときの衝撃を忘れません。今回は和菓子職人からこの2種を習いました。

まずは道明寺から。
道明寺粉はなんと忍者の非常食だったそうです。
水で戻すだけでもっちり美味しく食べられるようになるため、現代の私たちにとっての非常食にもとっても良さそうです。
道明寺粉の扱いがわからずに桜餅作りを躊躇していたのに、こんなに便利なものだったなんで本当にびっくり!ぜひ皆さんも非常時用に道明寺粉を。

桜餅に使う時には、蒸します。ピカピカつやつやのべっぴん道明寺さんに参加者一同感動。
なかなか写真では伝わらないため、ぜひ実物を見ていただきたいです。

道明寺を蒸している間に桜餅に欠かせない、桜の葉の準備。
この香りに癒されます。

一枚一枚手積みされた葉っぱを塩漬けにして保存。
日本のこういった季節の植物を生活に取り入れる様々な技術は本当に素晴らしいですね。
五感が刺激され、心の澱みが流されて清められるようです。
道明寺粉を蒸したら熱いうちに形を整えます。

長命寺桜餅

こちらは小麦粉も使用して、クレープのように焼いて作ります。
簡単そうで案外と形を整えて焼くにはテクニックが必要でした。こういう集中もとっても心地が良いものです。

出来上がりはこちら。

長年老舗和菓子店にて働いていた先生の食材のアレンジ法や活用法、和菓子の歴史などのお話にも惹きつけられました。
近くのお寺の桜が見頃を迎えていると聞いて、早速作った桜餅と一緒にお花見も楽しみました。

移りゆく自然と共にある日本の伝統文化に触れると、自身の中に眠っている柔和な感覚が呼び覚まされるかもしれません。
冬眠を終えて様々な生き物たちが活動を始める春。どんな目覚めが起きるでしょうか。


今回、和菓子を習った場所はこちら(お庭もお部屋もとっても素敵です!)
鎌倉 蕾の家
神奈川県鎌倉市長谷2-4-2

そして桜餅を教えてくださった伊藤先生の本が出版されます。
有名老舗の元職人が教える はじめての和菓子作り

Sahoko Matsuo 
 日本の風土に添ったアーユルヴェーダとヨガ
 自己の内外の自然に気付き繋がるナビゲーター
 個人の特性に光をあてるアーユルヴェーダライフコーチ
 E-RYT500/福祉マネジメント修士/社会福祉士
Sahoko


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